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社会

KT通信施設の火災 全国的通信大乱への懸念

Write: 2018-11-26 13:19:31Update: 2018-11-26 14:44:40

KT通信施設の火災 全国的通信大乱への懸念

Photo : YONHAP News

先週末、韓国の通信事業者大手KTの西大門区にある支社地下の通信施設で火災が発生、ソウル各所で携帯電話やインターネット回線が不通になり、警察、病院、商店、金融機関でも通信障害の影響が出ました。
ソウル市内の広範な地域で通信障害が発生し、小規模火災が全国的な通信障害に拡大する恐れもあるという警告として受け止められています。
今回の火災は、世界で初めての第5世代移動通信商用化を1週間後に控えた時点で発生、より大きな衝撃を与えました。
KTの西大門区にある支社地下の通信施設は多様な通信ケーブルが密集していますが、手動の消火器だけが配置されていて、スプリンクーラーなどの自動消化設備は設置されていなかったということです。
また、通信ケーブルが途絶えた際に備えた迂回用のケーブルなども設置されておらす、被害がさらに広範に及んだとされています。
広範な地域で通信障害が発生するなど、被害が大きかったにもかかわらず、火災に備えた迂回用の通信ケーブルは設置されていなかったことから、再び火災が発生した場合、重要施設の通信が麻痺する国家的災難につながるのではないかとする懸念が出ています。
KTは通信施設の復旧に努め、無線通信やインターネット回線はほぼ復旧しましたが、多様な通信ケーブルが密集していることもあって、完全な復旧までには1週間程度かかるものとみられます。
一方、KTは火災の正確な原因を調べるために、25日に続いて26日にも現場で消防などとともに調査を進めています。
国立科学捜査研究院も加わった26日の鑑識では、発火地点や発火の原因、責任の所在などを把握するための精密調査が行われます。

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