外国人による韓国への直接投資がことしに入って今月27日まで、230億4000万ドルとなり、これまででもっとも多くなったことがわかりました。
産業通商資源部が28日、発表したところによりますと、27日までの外国人直接投資は230億4000万ドルで、過去最高だった去年の229億 4000万ドルをすでに超えたということです。
外国人直接投資は4年連続で200億ドルを超えています。
国別には、EU＝ヨーロッパ連合が71億ドル、アメリカが51億ドル、中国が25億6000万ドル、日本が11億2000万ドルなどの順でした。
なかでも、去年、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード」の韓国配備をめぐって対立していた中国からの投資は、去年に比べておよそ3.5倍も増えました。
これに対して、日本はおよそ37％減少しました。
業種別には、機械装備・医療精密、運送用機械など製造業への投資が去年よりおよそ38%増えて92億7000万ドルでした。
類型別には、外国人が韓国に直接工場などを建てるグリーンフィールド投資がおよそ32%増えて174億5000万ドル、合併・買収（M&A）への投資がおよそ12％増えて55億9000万ドルでした。
産業通商資源部は、「南北や米朝間の対話により、韓半島の地政学的なリスクが緩和するなど、前向きな投資環境が作られたことが背景にある」と説明しています。