元慰安婦被害者のキム・スンオクさんが5日午前9時ごろに亡くなりました。
元慰安婦被害者のための施設「分かち合いの家」の関係者によりますと、キム・スンオクさんは20歳のときに工場に就職できると言われて中国黒龍江省の慰安所に連れて行かれたということです。
日本が敗戦したあとは現地で中国人と結婚、中国で生活していましたが、2005年に女性部や「分かち合いの家」の支援で韓国籍を回復、その後は「分かち合いの家」で生活していました。
キム・スンオクさんは慰安婦問題解決のためにソウルの日本大使館前で開かれる水曜集会に積極的に参加、2013年には日本政府に慰謝料の支給を求める民事調停を申請したりしました。
これで元慰安婦被害者の生存者は26人になりました。