雇用保険に加入していた人が失業した際にもらえる「求職者給付」の支給額が、ことしは初めて6兆ウォンを超える見込みです。
雇用労働部によりますと、11月の求職者給付の支給額は5195億ウォンで、1月から11月までの支給額はあわせて5兆9770億ウォンに上りました。
ここに12月の支給額を合わせると、ことしは6兆ウォンを超えるものとみられるということです。
1年間の求職者給付の支給額が6兆ウォンを超えるのは初めてです。
一方、11月に求職者給付金を受け取った人は38万4000人で、1年前に比べて5万人増加しました。
また、11月現在、求職者給付の受給の前提となる雇用保険の加入者は合わせて1342万8000人に上っており、1年前に比べて45万8000人増加し、2013年7月以来64か月ぶりの増加となりました。
これについて専門家は、就職は依然として厳しい状態が続いているものの、雇用保険の加入数は増えており、雇用の質は改善しているものとみられると説明しています。