液化天然ガス(LNG)を運搬するための大型船舶の需要が増加しているなか、ことしの世界のLNG運搬船の受注の86%を韓国企業が占めていることがわかりました。
イギリスの海運専門調査会社の｢クラークソンズ｣によりますと、ことし1月から12月6日までの間、世界で発注されたLNG運搬船は合わせて63隻で、このうち54隻が韓国の造船会社への発注だったということです。
去年1年間の韓国企業のLNG運搬船の受注数の11隻に比べて5倍近く増加しています。
なかでも、タンカーの総容積が16万立方メートルを超えるの大型LNG運搬船は、すべて韓国企業が受注しているということです。
企業別の業績を見ますと、現代重工業グループはLNG運搬船25隻、コンテナー船50隻、タンカー51隻など146隻の造船を受注して、受注金額は合わせて125億ドルに上り、ことしの年間目標の95%を達成しています。
また、大宇造船海洋はLNG運搬船14隻、超大型原油タンカー16隻、超大型コンテナー船7隻など42隻の造船を受注して、受注金額は合わせて60億4000万ドルに上り、ことしの年間目標の83%を達成しています。