三星グループのバイオ医薬品受託製造会社、三星バイオロジクスの上場が維持され、11日から株式の売買が再開されることになりました。
金融委員会傘下の証券先物委員会は先月14日、三星バイオロジクスが2015年12月に実施した会計処理について、「故意の粉飾にあたる」と結論付けています。
韓国取引所は10日、三星バイオロジクスの上場を維持することを決めました。
これにより、3週間近く売買停止となっていた三星バイオロジクス株は11日から取引が再開されます。
韓国取引所は、「経営の透明性に不十分なところが一部あったが、三星バイオロジクスという企業の経営や財務状況の安定性などを総合的に判断して決めた」と説明しています。
8万人の外国人投資家や小口投資家が5兆ウォンほどの株式を保有していることも考慮されたとみられます。
これまで、韓国取引所が、粉飾会計のため上場廃止を決めた例はもありません。
しかし、4兆5000億ウォンに上る大規模な粉飾会計と認定されたにもかかわらず、何の措置も取っていない三星バイオロジクスに対して、売買の再開を決めたのは、早まった判断ではないかという指摘も出ています。
三星バイオロジクスは、粉飾会計の認定を不服として、執行停止の申し立てと行政訴訟を起こしています。
ソウル行政裁判所は今月19日、執行停止の申し立てに関する1回目の審問を行う予定で、執行停止の申し立てが受け入れられれば、三星バイオロジクスは行政訴訟が終わるまで、措置を取る必要がありません。