文在寅(ムン・ジェイン)大統領が現地時間の11日に発表されるアメリカの週刊誌「Time」の「ことしの人」の最終候補に選ばれました。
アメリカのトランプ大統領も3年連続で含まれました。
しかし、ことし6月にトランプ大統領と世紀の会談と称されるシンガポールでの米朝首脳会談に臨んだ北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は含まれませんでした。
タイムは10日、NBC放送の番組「ザ・トゥナイト・ショー」で、「ことしの人物」の最終候補として、文大統領を含む10の個人や団体のリストを発表しました。
タイムは、文大統領を候補に選定した理由について、「文大統領はことし2月に、平昌冬季オリンピックに金委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長を招いて以降、北韓の金委員長と韓半島の未来に向けた3回にわたる歴史的な首脳会談を行ったほか、金委員長とトランプ大統領の会談を仲立ちした」と説明しました。
政治家は、文大統領をはじめ、トランプ大統領、ロシアのプーチン大統領の合わせて3人が含まれました。
タイムは1927年から毎年、その年に世界的に注目された人物や団体などを選定して、年末に発表しています。