自由貿易協定締結から4年目の今年、韓国と中国の貿易額がTHHAD（高高度迎撃ミサイルシステム）韓国配備以前の水準を回復しました。
韓国の産業通商資源部は19日、米中通商摩擦や保護主義の拡大にもかかわらず、韓国と中国の貿易は増加していると明らかにしました。
今年に入ってから先月まで韓国と中国の貿易額は2473億ドルで、前の年に比べて1..7％増加し、貿易額全体の増加率9.2％を大きく上回りました。
輸出だけを見ますと、中国への輸出は1503億ドルで、前の年に比べて17.2％も増えました。
これは日本やアメリカなど主要輸出相手国への増加率を上回り、韓国の全体の輸出増加の68％を占めています。
産業通商資源部は、中国との貿易額はTHHADの韓国配備に伴う事実上の報復措置が本格化した2016年に底をつき、昨年はやや回復、ことしはTHHAD配備以前の水準に回復したとしました。
中国は2015年の自由貿易協定締結以降、韓国に取って1位の輸出相手国で、半導体、石油製品、パソコンなど、中国政府のIT産業支援政策に伴って増え続けています。