PM2.5=微小粒子状物質の低減対策として、環境部と産業通商資源部が21日、忠清南道(チュンチョンナムド)と京畿道(キョンギド)の火力発電所の出力を制限しました。
火力発電所の出力制限は、PM2.5注意報が出された翌日も大気中のPM2.5濃度が1立方メートルあたり50マイクログラムを超えることが予想される場合に出されます。
このため、燃料として石炭を使う忠清南道の火力発電所6基と重油を使う京畿道の4基の合わせて10基は、21日午前6時から午後9時まで、発電出力を容量の80%に抑えます。
政府は今回の制限によって、火力発電による1日のPM2.5発生量の2.3%にあたるおよそ1.83トンを削減できるとみています。
一方、今回の制限で、電力生産は、およそ88万キロワットが減るものとみられます。
PM2.5対策としての火力発電所の出力制限制度は、ことし初めて導入され、実際の制限措置が取られたのは、ことし11月7日に続いて2回目となります。