複数の金融機関で金を借りているいわゆる「多重債務者」の負債額が500兆ウォンを超えたことがわかりました。
金融監督院が明らかにしたところによりますと、消費者金融会社を含む金融機関3社以上で金を借りている多重債務者の負債額は、ことし9月末現在、500兆2906億ウォンに上りました。
およそ5年前の2013年12月に比べて55.8%増加した金額です。
また、多重債務者を年齢別で見ますと、60歳以上の高齢者が40万9433人、29歳以下の若年層が30万868人で、全体の16.8%を占めているということです。
さらに、多重債務者のうち、5社以上の金融機関で金を借りている人は103万6000人に上っています。
これについて専門家は、借金を返済するためにほかの金融機関で貸し出しを繰り返す場合に多重債務者になりやすいうえ、多重債務者の破産による金融機関全体への悪影響が懸念されるため、対策が必要であると指摘しています。