韓日両国民の心理的距離 再び遠ざかる
Write: 2003-05-30 00:00:00 / Update: 0000-00-00 00:00:00
2002年のサッカーワールドカップは共催国の韓国と日本の国民の距離を縮める役割を果たしましたが、一年経った今では、ワールドカップをきっかけに好転した両国間の関係や両国国民の心理的距離が、再び遠ざかっていることが明らかとなりました。韓国の東亜日報と、日本の朝日新聞は、ワールドカップの共同開催が決まった96年以来、両国国民を対象に共同の世論調査を続けてきました。今回は、ワールドカップ1周年を記念して24日と25日の2日間、両国の20歳以上の国民3000人を対象に電話調査しました。その結果、ワールドカップの共催をきっかけに互いの文化や国民に「より親しみをもつようになったか」という質問について、韓国人は、「親しみを感じる」が45%なのに対して、「感じない」という人は46%でした。日本人の場合も、「より親しみを感じる」が39%、「感じない」が49%と、いずれも去年7月の調査とは反対に、「親しみを感じる」という人より「感じない」という人が多い結果となりました。これは、ワールドカップ直後、狭まった両国国民の心理的距離が、ワールドカップの熱気が冷めると同時に、再び遠ざかっていることを裏付けるものではないかとみられています。
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