路線バス運賃が早ければ韓国の旧正月、ソルの連休明けから一斉に値上がりする見通しです。
国土交通部は、27日に開かれた国政懸案点検会議で「バスの公共性および安全強化策」をまとめました。
それによりますと、来年7月から従業員300人以上のバス運送会社に
週52時間勤務制が導入されることから、大規模な人員の補充が必要になるバス業界の負担を軽減するため、政府と自治体が、バスドライバーの採用や運賃の調整に乗り出すということです。
まず、来年7月まで、バス運転手7300人の採用を目標に、バス運転資格取得者の採用などを進めます。
また、この5年間据え置かれていた市外バス運賃の調整案を来年2月中にまとめ、実施します。
市内バス運賃については、各自治体が現実的な調整案をまとめます。
国土交通部の関係者は「人件費、燃料費などのコスト増加要因や国民の負担増などを総合的に考慮して引き上げ幅を決める。運賃の引き上げ時期は、来年のソルの連休明け後になるとみられる」と説明しています。
このほかに、公共交通機関のサービスが行き届いていない農村や漁村には、運賃が100ウォンのバスを導入するなど、住民の不便を解消するとしています。