文喜相（ムン・ヒサン）国会議長は1日、国民に向けての新年のあいさつを出し、「ことしは、あらゆる分野で韓国が分かれ道に立たされる年だ」として、国民が一致団結する必要性を強調しました。
文喜相国会議長は、このあいさつの冒頭で「ことしは、大韓民国臨時政府の樹立から100年目となる節目の年だ。新たな歴史に一歩を踏み出すことになる。ことしは、あらゆる分野で韓国が分かれ道に立たされる」と強調しました。
まず、去年一年間、北韓との非核化交渉で進展があったことを振り返り、「去年、われわれは韓半島の平和の道のりを歩み始めた。世界中が韓国で起きている変化に注目している。ことしは北韓の非核化と韓半島の平和プロセスを実現する重要な年になるだろう」と述べ、明るい見通しを示しました。
さらに、文在寅（ムン・ジェイン）政権や第20代国会が中盤にさしかかることを念頭に、「新年は、政治分野で改憲と政治改革が成功できるかが判明する1年になる」と述べました。
その上で、経済分野では、「第4次産業革命の流れの中で、国民経済が成功するか失敗するか評価できる1年になる」としました。そして「世界経済がめまぐるしい速度で進化を遂げている中で、ひとつ間違えれば、数十年も乗り遅れてしまう絶体絶命の1年になるだろう」と述べ、社会と国民が心を一つにして、新たな100年に向って跳躍の元年にする必要がある」と述べ、国民の一致団結を強調しました。