文在寅大統領は2日、ソウル汝矣島(ヨイド)の中小企業中央会で開かれた新年会に出席し、「経済政策の成果を国民が実感できるよう最善を尽くしていきたい」と述べました。
新年会には三星電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長、現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副会長、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長、LGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長ら4大財閥グループのトップのほか、中小企業関係者ら300人余りが出席しました。
文在寅大統領が中小企業中央会で新年会を開いたのは、大企業と中小企業の共生を目指す方針を強調したもので、ここに4大財閥グループのトップを招いたのは、経済活性化に向けて積極的な投資を促す狙いがあるものとみられています。
文在寅大統領はこの新年会で演説し、去年は輸出6000億ドル、一人安全保障たり国民所得3万ドルを達成したとして成果を強調する一方、低成長の基調が定着して格差の拡大が続いているとして、限界を克服するための新たな経済政策が必要だと述べました。
また雇用の創出に重点を置く一方、産業の全分野で革新に努めることで新たな突破口を見出していきたいと強調しました。
そして革新と成長関連の予算を早期に支出するほか、セーフティーネットを強化して国民が経済政策の成果を実感できるようにしたいと述べました。