国家安全保障会議(NSC)の常任委員会が、3日、開かれ、鄭義溶(チョン・ウィヨン)室長らが、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が1日に発表した「新年のあいさつ」や、韓国海軍の駆逐艦が東海で日本の海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射したと日本側が主張していることなどについて議論を交わしました。
青瓦台は会議後に配布した報道資料で、「北韓の漁船を救助する人道的な活動中だった韓国の艦艇に対して、日本の哨戒機が威嚇的な低空飛行をしたことの深刻性についても議論した。正確な事実関係にもとづいて必要な措置を取っていく」とする方針を明らかにしました。
国家安全保障会議が「ことの深刻性」や「必要な措置を取る」という表現を使うのは異例のことです。
政府はこれまで韓日関係などを考慮して控え目に対応してきたが、安倍首相など日本政府の当局者が連日、この問題についてわい曲し争点化しているため、対応せざるを得ないと判断したものとみられます。
国防部は3日、北韓の漁船を救助する人道的な活動中だった韓国の艦艇に対して、むしろ日本の哨戒機が威嚇的な低空飛行をしたことが問題だとして、初めて日本側に謝罪を求めていて、
4日は、日本の主張に反論するために作成した映像を公開しました。