任期3年目を迎える文在寅(ムン・ジェイン)大統領は8日、体制の一新をはかるため大統領府青瓦台の秘書室長ら首席秘書官の入れ替えを行いました。
青瓦台は8日午後、任鍾晳(イム・ジョンソク)秘書室長の後任として、文大統領の側近とされる盧英敏(ノ・ヨンミン)中国駐在大使を任命しました。
盧英敏(ノ・ヨンミン)氏はことし60歳、忠清北道清州市フッドン区乙から3回、国会議員に当選しており、2012年と2017年の大統領選挙では文在寅候補の秘書室長、組織本部長を務めています。
また、新しい政務首席秘書官として、同じく文大統領の側近とされ、国会議員に3回当選している姜琪正(カン・ギジョン)氏(55)を指名しました。
広報を担当する国民疎通首席秘書官には、地上波テレビ局MBCの論説委員を務めた尹道漢(ユン・ドハン)氏(58)を指名しました。尹氏は、MBCの労働組合結成当初、メンバーとして活動しています。
3人は、10日に予定されている文在寅(ムン・ジェイン)大統領の年頭記者会見に陪席するものとみられます。