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政治

元徴用工訴訟遅らせた疑惑 前大法院長が地検に出頭

Write: 2019-01-11 12:52:29Update: 2019-01-11 14:15:03

元徴用工訴訟遅らせた疑惑 前大法院長が地検に出頭

Photo : YONHAP News

韓国の元徴用工が日本企業を相手取った賠償請求訴訟をめぐり、日本の最高裁にあたる韓国大法院が韓日関係悪化を懸念する朴槿恵前政権の意向に沿い、判決を先送りしたとされる疑惑で、梁承泰(ヤン・スンテ)前大法院長が11日、ソウル中央地方検察庁に出頭しました。
梁前大法院長は11日午前9時、大法院の正門前で記者会見し、「私の在任中に起きたことで国民に心配を掛け、心から申し訳なく思っている。すべての責任を負う」としながらも、「不当な介入はなく、先入観を持たないでほしい」と述べました。
この疑惑で検察の捜査が始まって以来、梁前大法院長が自らの立場を示したのは初めてです。
記者会見を終えたあと、梁前大法院長はソウル中央地検に出頭し、職権乱用などの容疑で取り調べを受けました。
最高裁長官にあたる大法院長を経験した人が容疑者として検察の取り調べを受けるのは初めてです。
検察は、梁前大法院長にかけられている40あまりの疑惑のうち、まず、元徴用工による損害賠償訴訟を遅らせるための文書の作成を指示した疑いや、朴槿恵前政権時代に大統領府青瓦台とこの訴訟をめぐって「裏取引」をしたとされる疑いについて事情聴取を始めました。
検察は去年6月から司法行政権乱用の疑惑に関する捜査を本格的に始めていて、この7か月間の捜査の結果、梁前大法院長に直接確認しなければならない疑惑が多いだけに、今後、数回にわたって出頭を求めることになりそうです。

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