社会
石炭火力発電所ヨンドン2号機廃止 大気汚染対策
Write: 2019-01-18 10:37:46 /
15日、韓国の産業通商資源部の発表によりますと、韓国南東発電は、今月に入って200メガワット級の石炭火力発電所のヨンドン2号機の稼働を中断しました。
老朽化した石炭火力発電所は大気汚染物質PM2.5の主な発生源として指摘されるなかで、韓国政府は、操業30年以上の老朽化した発電所10基を2022年までにすべて廃止する計画です。
このたび、ヨンドン2号機の稼動が中断されたことで韓国国内に残る石炭火力発電所はあと6基となりました。年内にさらに2基の石炭火力発電所が廃止される予定です。
ヨンドン2号機では、燃料を石炭から木材を粉砕して作られる粒状の固形燃料「木質ペレット」に転換するための工事が行われています。燃料転換後は、1メガワット時の電力を生産するたびに排出されるPM2.5が従来の0.170キログラムから0.083キログラムへと51.2%減少するということです。
石炭火力は再生可能エネルギーや原発、液化天然ガス(LNG)など、ほかの主要エネルギー源よりも多くのPM2.5を排出し、とくに老朽化した発電所であるほど排出量も多くなります。
ただ、老朽化した石炭火力発電所を廃止しても、新規の石炭火力発電所7基が2022年までに建設が計画されているため、その効果はあまり大きくないのではないかという見方も出ています。
おすすめのコンテンツ
カルチャーラボK
2025-08-06
聞かせて!あなたの韓国ライフ
2025-07-31
韓国WHO‘SWHO
2025-07-07