韓国の公正取引委員会は16日、広告に虚偽の記載があったとして日産自動車と韓国法人の韓国日産に9億ウォンの課徴金を課し、表示広告法違反の疑いで検察に告発すると発表しました。
公正取引委員会によりますと、日産自動車と韓国日産は、2014年から2016年にかけて韓国で2040台が販売された「インフィニティQ50」の燃費について、カタログなどでガソリン1リットルあたり14.6キロを15.1キロと偽ったということです。
また、別の車種「キャシュカイ」もEU＝ヨーロッパ連合の排ガス基準「ユーロ6」を満たしていると広告していましたが、2016年に行われた環境部の調査でねつ造が明らかになりました。
公正取引委員会は、日産の虚偽広告は消費者の合理的な判断を妨げる行為であるとし、厳重な措置を取らざるを得ないと強調しました。