康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と河野太郞外相がスイスで開かれる世界経済フォーラムのダボス会議に合わせて、今月23日、会談することになったと、NHKが17日、伝えました。
韓日外相会談は、アメリカ・ニューヨークで開かれた国連総会期間中の去年9月以来で、今回は、元徴用工への賠償問題やレーダー照射をめぐる対立など韓日関係が悪化するなかでの会談となります。
両外相は今月4日の電話会談で、元徴用工への賠償問題やレーダー照射をめぐる対立などの懸案について議論しています。
康長官は16日の記者会見でこれらの懸案をめぐる韓日間の対立について、「外交当局としては、非常に難しく複雑な問題を抱えているが、両国関係が悪化しないよう、問題は問題としてうまく管理しながら、経済、文化、人的交流の面では引き続き発展していけるよう促すことが外交当局同士で行うべきことだと考える。現在、外交当局間で多様なレベルでの意思疎通を続けている」と述べています。
なかでも元徴用工に対する大法院の判決について、「韓国政府としては、日本の最高裁判所にあたる韓国大法院の判決、そして、それにもとづいて行われる司法プロセスを尊重する。これは、わが国の司法主権の問題だ」と強調しています。