スイスのダボスで来週開かれるダボス会議=世界経済フォーラムの年次総会にアメリカのポンペイオ国務長官は出席しないことになり、これに合わせて調整を進めていた康京和(カン・ギョンファ)外交部長官との韓米外相会談は見送られることになりました。
ホワイトハウスのサンダース報道官は17日声明を出し、「政府職員80万人の給与が支払われていないことなどを考慮し、トランプ大統領が代表団の派遣中止を判断した」と明らかにしました。
トランプ大統領は、メキシコ国境の壁の建設費をめぐる野党民主党との対立で暫定予算が通らずに政府機関が一部閉鎖されている問題の解決に注力するためだということです。
スイスで韓米外相会談が行われれば、韓国政府としては、米朝首脳会談の進行状況の共有や米朝間の今後の交渉戦略の議論だけでなく、こう着状態に陥っている韓米防衛費分担金交渉の議論も行うことにしていました。