韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射したと日本が主張し韓日間で厳しく対立している問題で、国防部は22日、韓国の立場についてはアメリカ側と十分に情報を共有してきたと明らかにしました。
国防部の関係者は22日、「アメリカが今回の問題で仲裁に出るという話を公式に聞いたことはない」としたうえで、「韓国の状況については、アメリカ側と情報を共有してきた」と述べました。
この関係者はまた、韓日の間で安全保障分野の機密情報を共有するための軍事情報包括保護協定(GSOMIA)とこの問題は別の事案だとして、こんご検討を経て、ことし8月頃には協定を延長するかどうかを決めることになると述べました。
これに先立って、アメリカ海軍のリチャードソン作戦部長は18日、レーダー照射問題で韓日が厳しく対立している現状に深い憂慮の念を表明し、韓日の海軍当局が協議を通じて早期解決するよう求めました。