韓日両政府の間では対立が続いていますが、去年、韓国を訪れた日本人観光客は9年ぶりに最も大きく増えたことがわかりました。
統計庁がまとめたところによりますと、去年韓国を訪れた日本人観光客は292万1360人 で、前の年に比べて28.1%増えました。この増加幅は、2009年に前年より28.7%増えて以来、9年ぶりに最も大きくなりました。
また、日本政府観光局(JNTO)の統計によりますと、去年日本を訪れた韓国人観光客も前年に比べて5.6%多い753万9000人で、増加幅は例年に比べてやや鈍化したものの、観光客の数そのものは、2003年以来最も多くなったということです。
これについて、韓国観光公社の関係者は「元徴用工をめぐる判決や哨戒機問題など韓日の間で対立が続いているが、国民レベルでは政治的問題とは別にお互いの国を旅行し、文化を楽しむなど、対立をそれほど意識していないようだ」と話しています。