レーダー照射問題などで韓日関係が険悪化するなか、韓国の外交当局者が日本を訪れ、日本側と接触するもようで、韓日米3か国の当局者による協議の可能性に注目が集まっています。
外交消息筋が29日に明らかにしたところによりますと、外交部の金泰珍(キム・テジン)北米局長らが日本にある国連軍司令部の後方基地を訪問するため、29日日本を訪問するということです。その場で、日本側のアメリカ担当の当局者らとも接触するもようです。
日本訪問は、在日米軍施設を見学するためですが、アメリカが中心となる国連軍の施設で韓日の当局者が接触する形となり、アメリカが韓日間の意思疎通に関与する可能性があるとみられています。
韓国と日本のそれぞれアメリカを担当する当局者の接触であることから、韓日米3か国の当局者が接触する可能性があるとみられています。
これを前に、ハリス韓国駐在アメリカ大使は28日、韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官や康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と相次いで会談し、哨戒機問題などについて議論したとされ、アメリカの仲介が本格化したとの見方が出ています。