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政治

大統領選の世論操作事件 控訴審の見通しは

Write: 2019-01-31 13:56:34Update: 2019-01-31 19:57:01

大統領選の世論操作事件 控訴審の見通しは

Photo : YONHAP News

文在寅(ムン・ジェイン)大統領の最側近の金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事が2年前の大統領選挙をめぐる世論操作事件で、懲役2年の実刑判決を言い渡されましたが、この事件は、捜査や裁判の過程でどんでん返しが繰り返されました。
捜査にあたった特別検察官チームは、決定的な証拠がなく、供述や状況証拠だけがあるとしましたが、裁判所は、こうしたものを総合的にまとめた結果、有罪が認められると判断しました。
今回の事件では、 金慶洙知事と共謀してネット上での世論操作をしたとして同じく有罪判決を受けた「ともに民主党」の元党員、キム・ドンウォン被告らの供述が一貫せず、論議となりました。
このため、控訴審では、これまで信憑性が疑われてきたキム・ドンウォン被告の供述が受け入れられるかどうかが鍵になるとみられます。
また、業務妨害罪で言い渡された懲役2年が減刑されるかにも関心が寄せられます。
これについて、司法関係者は 「確実な証拠がないまま共謀を認めたことや、2年という異例の重い実刑、それに、逃走や証拠隠滅の恐れのない現職の道知事を法廷で拘束したことなどから、初めから有罪と決め付けて出した判決としかとらえようがない」と指摘しました。
また、今回の判決を出した裁判官は、元徴用工訴訟の判決を遅らせ、職権乱用の罪で逮捕された前の大法院長のもとで勤務し、前大法院長にかかわる事件で調査を受けた100人あまりの裁判官の中に含まれている」とし、判決の裏に潜む背景を指摘しています。

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