サムスン電子は、去年10月から12月期のグローバルスマートフォン市場のシェアで、アップルとファーウェイをわずかな差で上回り、8年連続で1位となりました。
アメリカの市場調査会社のストラテジー・アナリティクス(SA)が31日に発表したところによりますと、サムスン電子は去年10月から12月期にスマートフォン6930万台を出荷し、18.4%のシェアで1位となりました。
アップルは6590万台(17.5%)で2位、ファーウェイは6050万台(16.1%)で3位を記録しました。いずれもサムスン電子とのシェアの差は1%ポイント前後とごくわずかです。とくに、サムスン電子とアップルの出荷量とシェアは、前の年の同じ時期に比べて、それぞれ7440万台(18.6%)、7730万台(19.3%)から減少している一方で、ファーウェイは4100万台(10.2%)から6000万台へ50%近く成長している点が注目を集めています。
一方、市場調査会社によりますと、2018年のスマートフォン市場の規模は14億2970万台で、前の年に比べ5%減少しました。スマートフォンが本格的に普及して以来、年間の比較で需要が減ったのは今回が初めてです。このような背景もあって、サムスン電子は去年、年間でシェア1位を守ったものの、初めてのマイナス成長を記録したということです。