大統領府青瓦台の鄭義溶（チョン・イヨン）国家安全保障室長は４日、青瓦台でアメリカ国務省のビーガン北韓担当特別代表と会談しました。
青瓦台によりますと、鄭義溶室長は今月末に予定されている2回目の米朝首脳会談に向けた実務協議を控えて、アメリカ側の説明を受け、実務協議が順調に進んで首脳会談の開催成功につながることを期待すると表明したということです。
会談で、鄭室長は、韓半島非核化プロセスの中心となる寧辺（ニョンビョン）の核施設の廃棄や米朝連絡事務所の設置、北韓に対する人道支援、韓国戦争の終戦宣言など、首脳会談の議題についての韓国政府の見解を伝えたもようです。
また開城（ケソン）工業団地と金剛山観光の再開についての韓国政府の立場も伝えたものとみられています。
青瓦台の高官は、「韓米間の連携はうまくいっている。2回目の米朝会談への期待が大きい」と話しています。