平昌冬季オリンピックとパラリンピック開催から1周年となる2月9日を2日後に控えて、IOC＝国際オリンピック委員会のバッハ会長が、記念声明を発表しました。
バッハ会長は7日、ホームページに「新たな地平を切り開いたオリンピック」と題した声明を掲載し、1年前の平昌オリンピックを賞賛しました。
バッハ会長は声明で、「平和なスポーツの競争によって、一つになった世界を祝ったのが昨日のことのようだ。平昌オリンピックは、競技、選手たちの経験など様々な面で成功した物語であり、想像以上に多方面で新たな地平を切り開いた」と評価しました。
そして、開会式で南北の選手たちが、韓半島が描かれた旗を手に合同で入場した場面を、平昌オリンピックの象徴となる最高の場面に挙げました。
バッハ会長は、「オリンピックがどのようにして対話の扉を開けるか、オリンピックの精神が未来の平和の増進に向けた道をどのように切り開けるのかを物語ってくれた」と評価しました。
また、スポーツは引き続き、橋を渡し、人々を一つにまとめることができるということを示していかなければならないとしたうえで、IOCはスポーツを通じた韓半島の平和の対話が継続されることを支持すると述べました。
IOCは15日に、スイス・ローザンヌで南北の高官級の関係者が出席する会議を開き、南北合同チームが2020年の東京オリンピックに出場する問題について議論します。