平昌冬季オリンピックのスピードスケート女子チームパシュートのいわゆる「置き去り騒動」で、当時、加害者とされたキム・ボルム(26)は、被害者とされたノ・ソンヨン(盧善英、30)に長年いじめられていたと明らかにし、ノ・ソンヨンの釈明を求めました。
平昌冬季オリンピックのスピードスケート女子チームパシュートは、競技後にチームワークに問題があるとして大統領府青瓦台の国民請願サイトに真相解明を求める請願が多数投稿されるなど物議をかもしました。当時、加害者として非難の的になったキム・ボルムは記者会見を開き、涙を流しながら国民に謝罪しました。
ところが先月、キム・ボルムは、2010年から去年のオリンピックシーズンまでノ・ソンヨンにいじめられていたと暴露し、さらなる議論を呼びました。19日には、SNSに「選手村での7年間、毎日地獄のような苦しみで、ほかの数人の後輩もみんな苦痛の中で生きた。もうこれ以上、同じ被害に遭う後輩が出ないでほしいという思いでこうして文章を掲載する」と投稿し、「平昌オリンピック当時の数多くの苦しみについて、ノ・ソンヨン選手の返事を聞きたい」と、ノ・ソンヨンの釈明を要求しました。
これに対し、ノ・ソンヨンは「(ショートトラック韓国代表でコーチから性的暴行を受けたとされる)シム・ソクヒ(沈錫希、22)に関心を集中させるべきだ」とし、「今は対応したくない」と沈黙を保つ姿勢を示しました。