日本の植民地時代の1919年に行われた「三・一独立運動」からちょうど100年となった1日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、記念式典で、「韓半島の平和に向けて、日本との協力を強化する」と述べました。
文大統領は1日、ソウルの光化門広場で行われた記念式典で演説し、「親日残滓(ざんさい)の清算も、外交も、未来志向に向けて行われるべきだ。韓半島の平和に向けて日本との協力を強化する」と述べました。
そして「三・一独立宣言は、三・一独立運動が排他的な感情によるものではなく、全人類の共存共栄のためのものであり、東洋の平和と世界の平和に向かう道であることを鮮明にしており、今日にも有効なわれわれの精神だ。過去は変えられないが、未来は変えられる」として未来志向の韓日関係を強調しました。
一方、文大統領は28日に事実上、決裂した米朝首脳会談については、「米朝首脳間で連絡事務所の設置をめぐる議論まで行われたのは、重要な成果だった」と評価したうえで、「より高いレベルの合意に向かう道のりだ」とする認識を示しました。