交通事故による死亡者数は、去年、42年ぶりに4000人を下回ったことがわかりました。
国土交通部によりますと、去年の交通事故による死亡者数は合わせて3781人で、一昨年に比べて9.7%減少しました。
交通事故による死亡者数が4000人を下回ったのは、1976年以来初めてです。
交通事故による死亡者数は、2012年は5392人でしたが、2013年5092人、2014年4762人、2015年4621人、2016年4292人、2017年4185人など、ここ6年間、毎年減少しています。
とりわけ、去年は、一昨年に比べて飲酒運転による死亡者数が21.2%減少したほか、13歳未満の児童・生徒の死亡者数は37%減少しているということです。
一方、2016年現在、歩行中に交通事故によって死亡した人の数は、人口10万人当たりに3.3人で、OECD=経済協力開発機構の加入国の平均である1.1人に比べて3倍多い数値となっています。
これについて国土交通部は、交通事故による死亡者をさらに減らすため、歩行者の多い道での交通安全施設や、通過する際にはスピードを落とす必要がある環状交差点を拡大していく方針を明らかにしています。