現代・起亜自動車は４日、「スマートフォンを使ったデジタルキー」の開発を終え、今後、発売される新車に順次導入すると明らかにしました。
現代自動車の第８世代「ソナタ」から適用されるこのデジタルキーを使えば、従来のスマートキーがなくても、自動車の乗り降りはもちろん、エンジンをかけたり、運行することができるようになります。
デジタルキー技術は、スマートフォンと自動車間のNFC＝近距離無線通信や低消費電力通信向けのブルートゥースを活用して、従来のスマートキーのような機能を提供するものです。
デジタルキーの最大の特徴は、ほかの人と共有できるという点です。オーナーを含め、最大４人までシェアすることができ、オーナーの許可を得た共同使用者は、デジタルキーを自分のスマートフォンのアプリにダウンロードして使うことができます。
また、デジタルキーを共有する際には、機能や期間を限定することができます。この機能を使えば、宅配便の配達員がトランクだけを開けられるように設定して荷物を積んでもらったり、知り合いに車を貸す際に期間を限定することができます。
現代・起亜自動社の関係者は「借りる人と貸す人が直接会わなくても、スマートフォンのアプリを使って車の貸し借りができるだけでなく、駐車位置の確認など様々な便利なサービスも利用できる」と話しています。