マレーシアを国賓として訪れている文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、クアラルンプールで開かれた「韓流・ハラル展示会」に参加し、「マレーシアと韓国が協力すれば、イスラム教徒の食品であるハラルの世界市場を席巻することも可能だ」と述べました。
クアラルンプールの大型ショッピングモールで現地時間の12日に開かれた「韓流・ハラル展示会」は、韓流とハラルを通じて両国の交流を強化するためのイベントです。 ハラルとは、イスラム教で「不浄なもの」とされる豚やアルコールを含まないもので、食品だけでなく、化粧品、歯磨き粉などにも適用されます。
展示会には、韓国の大手食品メーカーなど23の企業が参加し、150種類あまりの韓流商品とハラル認証を得た食品や化粧品などが展示されました。
文大統領は祝辞で、ハラル産業の潜在力の大きさに触れ、これを早くから育成してきたマレーシアを評価しつつ「ハラル産業のハブであるマレーシアと、世界的な競争力を備えた韓国が協力すれば、世界のハラル市場を席巻することも可能だ」と述べ、韓流とハラルの組み合わせが、新しい市場を切り開くことへの期待を示しました。
展示会では、ハラル認証を得たラーメンやイチゴの試食会のほか、ハラル認証の食材で大きなビビンバを作るパフィーマンスなども行われました。