ソウル市内では、モバイルアプリを通じて最寄のタクシーを自動的に手配する自動配車システム「ウェイゴー・タクシー」のサービスが20日から開始されました。
「ウェイゴー・タクシー」は、韓国の大手IT企業、カカオの子会社「カカオモビリティ」とソウルや京畿道(キョンギド)城南(ソンナム)のタクシー会社50社あまりが合弁で立ち上げたタクシー運送事業者「タゴ・ソリューションズ」が提供するサービスです。
このサービスは、モバイルアプリの「カカオT」を通じて乗客からの呼び出しがあると、最寄のタクシーが自動で配車されるシステムで、運転手は利用者を乗せるまで目的地がわからず、配車を拒否することができません。
国土交通部では、「このシステムによって、運転手は完全月給制となるため、収入のために目的地によって乗車拒否をする必要がなくなる」と説明しています。
「ウェイゴー・タクシー」は、一般向けのタクシー自動配車サービスの「ウェイゴー・ブルー」と、女性専用でチャイルドシートのついたタクシーを手配する「ウェイゴー・レディー」に分けられます。
国土交通部は、とりあえずは100台あまりで運行を始め、上半期中に3000台あまりに増やしていく方針です。