韓国の輸出を支える２本の柱とされる、半導体と中国向け輸出の減少により、韓国の輸出額は、４か月連続で減少しました。
産業通商資源部の発表によりますと、ことし３月の輸出は、前の年の同じ時期に比べて8.2％減少した471億1000万ドルで、去年の12月から４か月連続でマイナスとなりました。
半導体は、単価の下落と半導体を購入するグローバルIT企業の在庫調整が続いた影響を受け、３月の輸出は16.6％減りました。
産業通商資源部は、今月から従来の13の主力品目以外にも、新産業を加えた20の主要品目の輸出動向の集計を行っていますが、そのうち、船舶（5.4％）、プラスチック製品（3.6％）、バイオヘルス（13.0％）、二次電池（10.2％）などの４つの品目を除いては、輸出が減少したということです。
また、中国の成長鈍化や世界貿易の減速などの影響で、中国向けの輸出は15.5.％減りました。去年、韓国の輸出全体に占める中国の割合は、26.8％でもっとも大きかったものの、ここ５か月間は、連続で減少の一途をたどっています。
一方、輸入は前の年の同じ時期に比べて6.7％減少した、418億9千万ドルでした。貿易収支は、52億2000万ドルで、86か月連続の黒字となっています。