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社会

韓国東部で大規模な山火事 1人死亡10人余りがけが

Write: 2019-04-05 11:42:32Update: 2019-10-17 04:57:04

韓国東部で大規模な山火事 1人死亡10人余りがけが

Photo : KBS News

韓国東部江原道(カンウォンド)で4日夜、発生した山火事は強風に乗って短時間に燃え広がり、これまでに住宅など300棟あまりが焼けたほか、少なくとも1人が死亡、10人あまりがけがをするなど被害が続いています。韓国政府は5日午前9時、江原道一帯に対し「国家災害事態」を宣言し、文在寅大統領は、早期鎮火に向けて総力を挙げて対応するよう緊急指示を出しました。
火事は4日午後7時ごろ、江原道高城(コソン)郡で発生し 、乾燥した空気と、猛烈な風にあおられて、隣接する束草(ソクチョ)市内だけでなく海岸にまで瞬く間に拡大しました。
現地の消防によりますと、高城で60代の男性1人が死亡し、10人あまりがけがをしたということです。
一方、同じ時間帯に江原道江陵(カンヌン)市でも別の山火事が発生し、10キロ離れた東海(トンヘ)市望祥(マンサン)にまで燃え広がりました。
5日午前4時ごろには、望祥一帯の住宅街に火が燃え移り、この2つの火事で住宅や倉庫など300棟あまりが消失したほか、4000人以上が避難を余儀なくされ、東京ドームおよそ50個分に相当する250ヘクタールの山林が消失しました。
この火事で、束草市内の都市ガスが遮断されたほか、江原道教育庁は5日、束草市内のすべての小中高校を含む合わせて52校を休校としました。
消防当局は5日、日の出に合わせてヘリコプター51機と1万人あまりの消防隊員を投入し、消火活動に当たっています。
韓国電力は、高城の出火原因は、電気の遮断機から出た炎が近くの山林に燃え広がったものとみられると明らかにしていて、現在、国立科学捜査研究院や消防当局などが正確な出火原因を調べています。

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