去年の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックのスピードスケート女子500メートルでライバルとして金メダルを争い、レース後には抱き合って互いの健闘をたたえ合い、感動を与えた李相花(イ・サンファ)選手と小平奈緒選手に韓日友情賞が贈られました。
平昌冬季オリンピック・パラリンピックのレガシーの活用を図る「2018平昌記念財団」は7日、ソウル市内のホテルで開かれた式典で、李相花選手と小平奈緒選手に韓日友情賞を授与しました。
李選手は、「ソチオリンピック以降、けがのため引退を考えたが、小平選手がいて、私にチャレンジ精神を思い起こさせてくれた。お陰で平昌オリンピックにともに出場でき、選手としても、一人の人間としてもより成熟するきっかけとなった」と語りました。
小平選手は、「平昌オリンピックでレース後の私たちの姿を見て、多くの方が感動されたというが、私たちにはそれが平凡な日常だ。私が韓国に来たときには、タクシー代もくれた」と逸話を紹介しました。
財団の柳承敏(ユ・スンミン)理事長は、「2人が示した友情は、財団が目指すオリンピック精神を象徴している。この行事をきっかけに、日本とのスポーツ交流や民間交流が拡大することを望んでいる」と話しました。