日本の防衛省の実務担当者が、来月ソウルで開かれる予定の韓日米3か国の防衛実務者協議(DTT)の事前調整のため、11日、国防部を訪れました。
国防部によりますと、11日、国防部庁舎で韓日米の防衛実務者協議の議題調整のための会議が開かれ、韓国国防部、日本の防衛省、アメリカ国防総省の実務者らがそれぞれ出席したということです。
会議には、日本大使館の防衛駐在官も出席しました。
日本の防衛実務者が国防部を訪れるのは、ことし1月に日本の海上自衛隊の哨戒機が韓国艦艇に低空飛行をしたことを受け、国防部が防衛駐在官を呼んで抗議して以来となります。
国防部は今回の会議について、「防衛実務者協議に向けた事前協議だ。出席者は3か国間の安全保障の協力強化策について議論した」と話しました。
韓日米の防衛実務者協議は防衛当局の次官補級会議で、毎年、3か国の持ち回りで開かれ、ことしはソウルで開かれることになっています。
国防部はこの会議を来月中に開催する方向で協議していると明らかにしました。
ことしの会議では、去年12月に生じた韓日間のレーダー照射問題などを解決するための協議も行われる見通しです。