女性の社会進出が増えている一方、子どもを持つ夫婦が分担する育児や家事の割合で、女性が担う割合が男性の2倍を上回っていることがわかりました。
国策研究機関の「育児政策研究所」が、小学校に入学する前の乳幼児の子どもを持つ母親250人と父親250人の合わせて500人を対象に、「育児分担の割合」について聞いたところ、母親は7割、父親は3割でした。
「家事分担の割合」でも、母親は7割、父親は3割でした。
また、分担の割合では、共働きの家庭と、父親か母親のうちいずれかの1人が働く片働きの家庭に大きな違いはなく、いずれも母親が育児や家事を担う割合が65%を上回っているということです。
これについて専門家は、女性の社会進出が活発になってきているものの、育児や家事は女性が担うべきだという認識がまだ根強いものとみられると分析しています。