韓国と日本の友好関係の象徴とされる「朝鮮通信使祭り」が3日から6日まで釜山(プサン)市で開かれました。
この祭りは、17世紀初めからおよそ200年にわたって、韓国から日本に文化を伝えた朝鮮通信使行列を再現し、韓日交流の促進につなげようと2002年から行われています。
ことしは、「過去を通じて未来に」をテーマに、竜頭(ヨンドゥ)山公園と光復(クァンボク)路一帯で開かれ、祭りのハイライトの朝鮮通信使行列の再現パレードは、市民およそ1500人が朝鮮通信使を模した伝統衣装を着て4日午後2時ごろに竜頭山公園を出発し、光復路を経て、釜山港沿岸旅客ターミナルまでのおよそ2キロを進みました。
ことしの祭りでは、朝鮮通信使が乗った朝鮮通信使船の復元船が初めて登場し、注目を集めました。この復元船は、国立海洋文化財研究所が実物大で再現したもので、全長34.5メートル、総重量149トン、定員72人となっています。
4日と5日には、日本の大道芸や釜山のストリートパフォーマンスが竜頭山公園で披露されました。