韓国政府が段階的に推し進めている、DMZ=非武装地帯に散策路を造成する計画に関連して、国連軍司令部は、すでに観光が始まっている江原道(カンウォンド)高城(コソン)に続き、鉄原(チョロン)、坡州(パジュ)の非武装地帯への民間人の通行を承認しました。
8日、韓国軍の関係者は「国連軍司令部は先週、鉄原や坡州地域に対する民間人の出入りを承認した」と明らかにしました。
政府が造成を推し進めている散策路「平和遊歩道(トゥルレギル )」の3つのコースのうち高城区間は、すでに国連軍司令部の承認を得て、先月27日に開放されています。
しかし、鉄原・坡州地域の2つのコースは、国連軍司令部の承認が遅れたため、開放が保留されていました。
この2コースは、DMZ内のGP=見張り所まで繋がっているため、国防部と国連軍司令部は訪問客の出入りや安全措置などについて緊密に協議してきました。
今回、国連軍司令部の最終承認が得られたことで、今後は、鉄原・坡州地域の2つのコースの開放も本格的に推進される見通しです。
政府は、関係省庁間の協議を経て、この地域に民間人が出入りする方式やコースなどを最終的に決め、具体的な見学プログラムや日程などを発表するということです。