西アフリカのブルキナファソで武装勢力に拉致された韓国人女性1人を含む4人が、フランス軍の特殊部隊によって救出され、フランスに到着しました。
ブルキナファソは最近、イスラム過激派の武装勢力による攻撃が増え、危険地域とされています。
フランス政府によりますと、フランス軍の特殊部隊は現地時間の9日夜から10日未明に掛けて、武装勢力との交戦の末、韓国人女性1人、フランス人2人、アメリカ人1人の合わせて4人を救出したということです。
救出作戦でフランス軍兵士2人が死亡しました。
救出された4人は、フランスの専用機で韓国時間の12日午前1時ごろパリ近郊の空軍基地に到着しました。
フランスのマクロン大統領は空港で出迎え、一人ひとり握手し、励ましの言葉を掛けました。
4人は病院で健康診断を受けることになります。
空港で出迎えたフランス駐在韓国大使は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領からの感謝の言葉や亡くなったフランス軍兵士への哀悼のメッセージを伝えました。