アメリカ政府が中国の通信機器最大手、ファーウェイ(華為技術)に対する禁輸措置を取り、韓国にも取引の制限を求めたとされる問題で、韓国の主なIT企業は、とりあえず取引を続ける方針を固めたもようです。
ファーウェイに携帯電話部品などを供給する韓国のIT企業にはサムスン電子、SKハイニックス、サムスンディスプレー、LGディスプレー、LGイノテックなどがあります。業界関係者によりますと、各社は、内部でこの問題への対応を検討した結果、取引停止は現実的に不可能という結論になったということです。
企業側は、売上への影響が心配されるうえ、各企業が決定するレベルではなく、国家間の問題と判断しているものとみられています。また、ファーウェイとの取引停止に踏み切った場合、中国による経済報復などで事態が拡大しかねないことを懸念しているもようです。
このほど、ファーウェイの役員が韓国を訪問していますが、その際に、一部の韓国企業は、「部品供給を中断する計画はないため、安心していい」という趣旨のメッセージを伝えたとされています。
ある大企業の関係者は、「韓国政府からIT企業向けに案内や指示は特に出ていない。今すぐファーウェイへの部品供給を中断する理由はないが、状況は非常に変わりやすく、ひとまず見守るしかない」と話しています。