アメリカ国務省のビーガン北韓担当特別代表は、31日から来月2日までシンガポールで開催されるアジア安保会議いわゆるシャングリラ会合に参加することがわかりました。
アメリカ国務省は現地時間の29日「ビーガン代表は、シンガポールで韓国の李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長と日本の金杉憲治アジア大洋州局長と会談し、北韓のFFVD=最終的かつ完全に検証された非核化に向けた持続的な調整について議論する予定だ」と発表しました。
ビーガン代表と李本部長、金杉局長は、北韓の核問題に関する交渉でそれぞれアメリカ、韓国、日本の首席代表を務めています。
アジア安保会議は、毎年5月末から6月初めにかけてシンガポールのシャングリラホテルで開かれる国際会議で、主に各国の国防・安保分野のトップが参加していますが、外交当局者の参加はやや異例だとの見方も出ています。
今回の会議では、アジア太平洋地域とヨーロッパ主要国の国防長官が参加し、北韓の核問題をはじめとする、国際および地域の安保問題が幅広く議論される見通しです。
この会議で鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官は、韓米日国防長官会談のほかにも、各主要国との二国間会談を行う予定です。