ハンガリーの首都ブダペストを流れるドナウ川で韓国人観光客33人が乗った遊覧船が沈没した事故が発生し、韓国国内で運航中の遊覧船の安全性に対する関心が高まっていることから、政府は、国内の内水面を運航する船舶に対する点検を強化することになりました。
政府は、全国各地の内水面で運航している遊覧船など船舶に対する点検を強化し、老朽化した船舶については、抜き打ちの点検も行う方針です。
ソウルを東西に横切る漢江(ハンガン)を含め、全国各地の内水面で運航している船舶の数は、合わせて1038隻となっています。
このうち、漢江の遊覧船は、去年、外国人観光客を含めて延べ46万人が利用しており、この3年間の利用者数は年平均50万人を超えています。
漢江事業本部によりますと、運航が始まった1986年から現在まで、漢江の遊覧船では死傷者が発生するような大きな事故は1件もなかったということです。