ハンガリーの首都ブダペストを流れるドナウ川で韓国人観光客33人が乗った遊覧船が沈没した事故で、事故発生から7日目の現地時間の4日、新たに3人の遺体が発見されました。
この日見つかった3人は、20代の韓国人男性2人と60代の韓国人男性1人であることが確認されました。
20代の男性1人は、沈没地点から50キロ離れた場所で、60代の男性は55キロ離れた場所で発見されました。
また、ほかの20代の男性1人は、沈没した遊覧船のドアに挟まっていた状態で見つかりました。
これにより、これまで確認された韓国人の死者は12人、韓国人行方不明者は14人、ハンガリー人の行方不明者は2人となりました。
事故当日の先月29日夜、事故現場から韓国人観光客14人が救助されたもののそのうちの7人が死亡しました。
その後、遺体は発見されませんでしたが、事故発生から6日目と7日目になって、2日連続で5人の遺体が発見されました。
遺体は、沈没地点から最大132キロ離れた下流のハルタ地域まで、広い範囲で発見されています。
韓国とハンガリー当局は5日、沈没した遊覧船の引き揚げを行うための潜水作業に着手し、船体周辺での行方不明者の捜索も並行して行う計画です。