アメリカ国務省は、故金大中（キム・デジュン）元大統領の夫人、李姫鎬（イ・ヒホ）氏が老衰のため死去したことに対して、 哀悼の意を表しました。
国務省の報道官は現地時間の11日、声明を通じて、「アメリカ政府を代表し、李夫人の家族と韓国の国民に哀悼の意を伝える。李夫人は、韓半島の平和と繁栄のために人生を捧げ、南北の対話を促した」と述べました。
また、「李夫人は、南北の関係改善のために、何度も平壌を訪問した。韓半島の平和のために果たした努力を決して忘れない」と述べました。
アメリカ国務省が李氏を追悼し、南北関係の改善など、韓半島の平和に努め、貢献した点を強調したのは、膠着状態にある米朝関係の改善に対するアメリカの意志の表れであるとみられます。
北韓は2009年8月、金大中元大統領が死去したとき、当時の金正日（キム・ジョンイル）国防委員長の名義で弔電を送り、弔問団をソウルに派遣しています。また、2011年12月、金正日国防委員長が亡くなったときには、李夫人が弔問のため北韓を訪問し、金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長に会っています。