ハンガリーの首都ブダペストを流れるドナウ川で先月29日に韓国人観光客33人が乗った遊覧船が沈没した事故から1か月となりますが、行方不明者2人はいまだに見つかっていません。
韓国政府が派遣した現地対応チームによりますと、現場からおよそ30キロ離れた島で今月22日に収容された遺体の身元を確認したところ、60代の韓国人女性であることがわかりました。
これにより、この事故による死者は合わせて24人となり、依然2人の行方がわかっていません。
一方、事故を起こして逮捕されたクルーズ船の船長は、ブダペストに滞在することを条件に保釈金を支払い保釈されました。
文武一(ムン・ムイル)検察総長は25日、ハンガリーの検察総長に書簡を送り、行方不明者の捜索に引き続き協力することを要請し、事故の原因解明の徹底や責任者の処罰を呼びかけました。