日本の経済産業省が1日、半導体の製造などに使われる3つの品目の韓国への輸出について規制を強化すると発表したことで、韓国の関連業界の間には戸惑いが広がっていますが、年内に予定していたサムスン電子の折りたたみ式スマートフォン「ギャラクシー・フォールド」の量産体制も不透明になりました。
今回、輸出が規制されることになったのは、スマートフォンやテレビの部品で半導体の製造などに使われる高純度のフッ化水素、フッ化ポリイミド、それにレジストの3品目ですが、このうちフッ化ポリイミドは「ギャラクシー・フォールド」のOLED(有機EL)ディスプレイにも使われており、100%が日本からの輸入品となっています。
今までは、必要に応じていつでも素材を輸入することができましたが、規制の強化により、今後は契約ごとに最大90日にわたって許可や審査を受けなければなりません。
サムスン電子は、年内に「ギャラクシー・フォールド」100万台を量産する目標を掲げていますが、ディスプレイを生産するサムスンディスプレイは、現在、100万台分のフッ化ポリイミドの在庫を確保できていないということです。
ディスプレイ業界の関係者は「フッ化ポリイミドの供給に支障をきたせば、サムスン電子は『ギャラクシー・フォールド』の量産計画も見直さざるを得ないはずだ」としたうえで「(韓国メーカーは)在庫や国産品の活用など、できるだけの努力はするだろうが、韓日間の摩擦で規制が長期化すれば、業界への打撃は避けられない」と話しています。