日本政府が韓国への輸出規制を強化したことを受けて、韓国南東部の蔚山（ウルサン）市蔚州（ウルジュ）郡の自治体が国際交流事業として予定していた日本への視察旅行を取りやめたことがわかりました。
韓国南東部の蔚山（ウルサン）市蔚州（ウルジュ）郡が9日、発表したところによりますと、11日から14日まで予定されていた日本の体育施設の見学を取りやめたということです。
日本の輸出規制の強化で韓日関係が急速に冷え込んでいるなかで、こうした行事をおこなうのは適切でないと判断したためです。
蔚州郡は、国際交流事業の一環として体育団体の関係者や公務員など50人あまりが北海道立総合体育センターなどスポーツ施設3か所を視察する予定でした。
李先鎬（イ・ソンホ）郡守は、「長い間準備しただけでなく、違約金の問題もあるが、自治体として当然取るべき措置だと思う。日本は経済報復の不当性を認め、撤回しなければならない」と話しました。